怪我のリスクについて

スケートボードが原因で起こる怪我の中には骨折、打撲、強打、最悪の場合死亡事故も報告されていますが、道路上での車との接触事故や、高速で坂道を下るダウンヒルという危険な滑りをしている最中に起こったもので、技に失敗して死亡するといったことは滅多に起こるものではありません。
起こる可能性が最も高い2つの怪我

●手足の肘、手のひらなどの打撲、擦り傷
●足首の捻挫

対策と起こってしまったときのための応急処置の方法を紹介

擦りむき傷 / 打撲

バランスを崩し転倒することは珍しくありません。反射的に手を付く、受け身をとるなどで、手のひら、手足の肘、その他お尻や腰、キックフリップやスピン系の技に失敗ときに、回転した板がスネなどに当たったりして、打撲したり、擦りむいたりします。階段など、大きな技をしない限り、大きな怪我に発展することは稀です。技術の向上と共にこれらの怪我をする確率も下がっていきます。

対策

気をつけていてもこれらの怪我はやってしまうものです。なので予め消毒液や絆創膏、シップなどの簡単な治療セットは準備しておきましょう。スクールなどでは予め用意していますが、各自が携帯しておいたほうが安心です。 スネを守るため長く厚めの靴下を履くのも良いでしょう。まだ小さなお子様はもちろん初心者や女性の方、スケボーで生傷を増やしたくないという方はヘルメットやプロテクター、パッドなどで身体を守るようにしましょう。

足首の捻挫 / rolled ankle

頻繁ではありませんが、きちんと体重移動出来ずに地面に着地し、足首に大きな負荷がかかる事によって起こります。歩行などの日常生活にも影響し、長い場合だと完治に時間が掛かる怪我になってしまいます。
足首周辺の骨格をつなぐ靭帯という細かい筋肉が無理に引き延ばされることにより痛んでしまうことです。
靭帯が切れてしまうと(断裂/損傷)さらに怪我が長期化し、その後スケートはもちろん、その他のスポーツへの復帰は難しくなります。 スケートボードは危険なスポーツだと感じるかもしれませんが、捻挫等怪我の主な原因は準備体操やウォームアップをおこなわず、自分の技術以上のことを軽い気持ちで挑戦したりすることで起こります。事前の注意でその確率を限りなくゼロまで減らすことは可能です。

対策:準備運動

他のスポーツ同様、スケートボードに乗る前は必ず足首を回し、全身のストレッチをするようにしましょう。準備体操とウォームアップにより、捻挫はもちろんその他の怪我の予防にもつながります。

捻挫した場合:直後の応急処置が重要

捻挫したときに大切なのは足首を動かさずにすぐに応急処置をすることです。違和感を取り払おうと足首を回したり、歩く、滑るなどして動かすと悪化して治療期間が延びる可能性があります。
シップと患部を固定するためのバンテージは必ず持ち歩くようにしましょう。捻挫したら出来るだけ患部を動かさず、すぐにシップとバンテージで固定し病院で治療を受けてください。治療を受ければ靭帯を損傷していないかどうかなどが分かります。
完治しない間にスケートボードに乗ると再び捻挫してしまう可能性が高く、慢性化しやすいので必ず完治するまで無理はしないようにしましょう。

骨折や頭部強打などの大怪我について

注意を払って基本を練習している間は大きな怪我に遭遇することはあまりありません。骨折、頭部強打、顔面負傷、切り傷、むち打ち、股間強打などの大きな怪我は主にステアやハンドレールなどの大きな階段やトランジション(アールやランプなどの形状の総称)や高速でのダウンヒルなど、危険度の高いトリックに挑戦している時に起こりやすいです。このようなビッグトリックはスケーターの憧れですが常にリスクが付きまとうことを十分理解し、決して軽い気持ちで挑戦しないようにしましょう。
シップと患部を固定するためのバンテージは必ず持ち歩くようにしましょう。捻挫したら出来るだけ患部を動かさず、すぐにシップとバンテージで固定し病院で治療を受けてください。治療を受ければ靭帯を損傷していないかどうかなどが分かります。
完治しない間にスケートボードに乗ると再び捻挫してしまう可能性が高く、慢性化しやすいので必ず完治するまで無理はしないようにしましょう。

対策:一人で挑戦しない

ビッグトリックに挑戦するときは、必ず頭の中でメイクイメージがあり、万全の体調で、万が一怪我をしたときすぐに対応出来る同伴者がいる時にしましょう。大型のランプやボールなどのトランジションも頭部を打つ可能性が高いので、一人で挑戦しないようにしましょう。

対策2:常に周りを気にする

自分が他のスケーターとぶつからないのはもちろんの事、こちらが怪我をしなくても他のスケーターと衝突して逆に怪我をさせてしまうこともあります。自分が乗り物に乗っているという自覚を持ち、常に周りに危険が無いかを確認しながら慎重にスケートボードに乗ることは、トラブルを防ぐ上で重要なことです。

体調が悪い時には無理をしない

夏場などのコンクリートパークなどでは太陽の照り返しなどで高温になります。防止などをかぶったりこまめに水分補給し熱中症対策などもおこないましょう。 疲れていて集中出来ないと感じたら、休憩しましょう。体調を整え、集中して打ち込むことが、怪我を回避する最良の方法です。

スポーツ保険について

各損保会社には傷害保険があります、スケートボードは非常に怪我の多いスポーツです。 通院から入院、手術代などしっかりとした内容の保険をお勧めします!

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